経営に行き詰った経営者、会社を更に成長させたいと考えている人事部長にお届けする教科書です。従来の人事の問題点、課題を踏まえて、不況の中で躍進できる人事をキーワードとしてお伝えしております。人事募集・採用・異動・評価・考課・教育・人事制度構築等どのような考えで企画し、運営してよいか、中々難しいテーマです。これから躍進したい企業の人事にはとても重要な内容であると確信しております。
2012年2月5日日曜日
■企業内教育Ⅳ(教育内容)
★代表的な教育研修の切り口
主な研修の視点は次の内容です。
◎スキルの視点
・コンセプチャルスキル・・マネジメント能力育成
・ヒューマンスキル・・・・・・部下とのコミュニケーション能力
他部署との交渉能力
・テクニカルスキル・・・・・・実務能力開発
◎業務の視点
・非定型業務・・・・・・・・・・考える思考の開発
・定型業務・・・・・・・・・・・・実務業務の効率・質の向上
◎組織力向上の視点
・報告連絡相談の基礎的な教育
・組織風土向上に向けた教育
・問題解決能力を高める教育
・モチベーションを高める教育
◎企業防衛の視点
・コンプライアンスに関する教育
・安全配慮義務に対する啓蒙
・個人情報に関する教育
・モラル向上に関する教育
・セクハラ・パワハラ防止教育
このような教育を戦略的に立案し、教育を推進するのが企業内の教育担当です。これらの4つの視点で教育カリキュラムを策定し、推進する能力が求められます。優れた洞察力と法律もある程度び理解できる能力も問われます。
【補足】
各項目の詳細についてもそれぞれ必要なポイントがあります。例えば、報告連絡相談にしても、現場で遂行できている人は少ないです。課長に部下が報告する場合は、どうしたらいいでしょうか?で依存するケースが非常に多く見受けられます。課長はそれらの事象を判断する為に5W1Hの事実を知る必要があり、部下はいくつかの改善案を考え○○をしようした場合はこうなります。私は○○をしたいと考えています。という報告をすることが習慣化されていないのです。これらを座学で報連相の知識を与えても根付かないのです。そこで宿題化して、実務向上につなげるのです。これは一つの例でしたが、他も全て同じようにする必要があります。
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