経営に行き詰った経営者、会社を更に成長させたいと考えている人事部長にお届けする教科書です。従来の人事の問題点、課題を踏まえて、不況の中で躍進できる人事をキーワードとしてお伝えしております。人事募集・採用・異動・評価・考課・教育・人事制度構築等どのような考えで企画し、運営してよいか、中々難しいテーマです。これから躍進したい企業の人事にはとても重要な内容であると確信しております。
2012年2月4日土曜日
■人事制度Ⅱ(人事制度の課題)
★人事制度の課題
課題1
基本給を抑えて諸手当を沢山作り支給するのは、賞与などの基礎算定を少なく抑えるもので成果や能力給とのバランスに不公平感が生じる。
課題2
等級制度は役職に関係なく(ポジションには限りがあるため)運用できるために一見、よさそうに見えますが、リーダー職に対する動機付けに難点がある。
課題3
年俸制は総報酬制による保険料徴収に切り替わり運用がシンプルでよいのですが、月々のコストアップによる運転資金の柔軟性に欠ける、賞与に分割の場合は、実際には下げる理由が不明瞭になる。何故なら前年の業績により年俸給が確定しているので。
課題4
評価の優劣に基準が評価者に正しく理解され、その通りに各部門評価されにくい。
課題5
年齢給に扱いは成果志向に相反すること。
課題6
職務分析と難易度が部門により難しいこと。特に間接部門は業務の質が違うため。
課題7
評価の絶対評価による賃金上昇と相対評価の不公平感について
課題8
総労務費コントロールと賞与・給与バランスについて
このような視点で人事制度を考える必要があります。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
■一生懸命に隠された落とし穴
■仕事の仕方Ⅰ 一生懸命に隠された落とし穴 あなたの周りに、一生懸命を通り越して悲壮感漂う一生懸命に仕事に取り組んでいる人を見かけませんか? 例えば、朝から晩まで仕事??休憩も控えめに、資料作成。しかし、出来上がった資料はピントがずれていて、使えない。 また、クレー...
-
★人事評価の原点は経営者が従業員に対する感謝の表現手段 人が人を評価するキーワードは感情です。 どんなに優れた人事考課表を作成し、足並みを揃えようとしても、最終的には、経営者や人事考課者の感情が好意的でないと、従業員の能力や成果を正しく評価することは難しいものです。 し...
-
■求める人材基準(経営理念・方針に基づいての採用) 会社の組織を構成する上で、もっとも重要なことは、どんな人材で、この会社は構成するのかです。闇雲に、 好き嫌いやテストの成績が良いから採用するわけにはいきません。 会社が存続、発展する為に必要な人材の確保ですから、少なくても...
-
★企業内教育【導入ポイント】 驚くかもしれませんが、企業内研修を体系的に実施している企業は、意外と少ないようです。また、実施していたとしても、目的が不明確であったり、慣習的であったり、場当たり的であったりと、教育をしても利益増につながる教育になっていないのが実情です。更に、技...
0 件のコメント:
コメントを投稿