2012年2月8日水曜日

■管理職要件Ⅳ(コンプライアンス遵守)


★管理職要件Ⅳ コンプライアンス遵守、安全配慮義務

私の率直な感想は、会社はまだまだ、法遵守や従業員のメンタルヘルスも含めた安全配慮義務に対する取り組みが弱いと感じています。

特に業種によりその差はありますが、全般的に、取り組みに対して消極的で、取り組んでいたとしても、ただリスナー教育をしたとか、形だけで実が伴わなっていません。

ESという最近では従業員満足を主軸として指導をするコンサルタントが増えてきています。世の中にもっと取り入れられることを願ってやみません。


 企業存続に重要な部分がコンプライアンスです。本業で利益をだしたとしても不正をしていて、発覚した場合は、一歩間違えると、会社そのものが消滅してしまいます。食品会社の偽装問題などいい例です。また、サービス残業などで大手サービス業は損害賠償などで多額の費用を投じています。

これらを、管理監督する立場が、経営者であり、管理職なのです。管理職は経営者の分身であり、リスクマネジメントをする経営者と同じ意識で、いやそれ以上の意識で取り組む立場にあります。何故なら、現場を全て把握しているのは経営者以上に管理職なのですから、管理職がその意識を持っていないは、見過ごされてしまい、発覚したときにあたふたとしてしまうのです。

経営者が法律を守らないあやしい会社の場合は、それに気づいた場合は然とした対応をする必要があります。保身に走り、見てみぬふりをするようでしたら、経営者と同罪です。厳しいようですが、最終的に自分の人生に恥じぬ生き方をするか、生活の為に妥協するかです。

また、部下の体調管理やメンタル管理などは生産性向上にも繋がる重要な役割なので、疎かにするようでは、管理職は失格です。

世の中のせいにする人、経営者のせいにする人、環境にせいにする人・・・すなわち、常に被害者意識で生きている人は、残念ながら、これからの管理職要件には該当しません。

管理職は、常に公的な意識で会社の発展に喜びを感じ、経営者が掲げる理念を機軸に、具現化するサポーターです。そこを外れると保身に走り、過度なイエスマンになり、経営者を裸の王様状態にしてしまう危険性を孕んでいます。

どのような職種の管理職でも共通に関係するのが、労務管理、安全衛生管理、メンタル管理、セクハラ、パワハラなどの管理、個人情報です。最低限、この関係については常に意識し、遵守する方向で取り組むことが臨まれます。


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