経営に行き詰った経営者、会社を更に成長させたいと考えている人事部長にお届けする教科書です。従来の人事の問題点、課題を踏まえて、不況の中で躍進できる人事をキーワードとしてお伝えしております。人事募集・採用・異動・評価・考課・教育・人事制度構築等どのような考えで企画し、運営してよいか、中々難しいテーマです。これから躍進したい企業の人事にはとても重要な内容であると確信しております。
2012年2月5日日曜日
■企業内教育Ⅱ(教育のあり方)
★企業内教育のあり方
企業内教育は、まず初めに戦略的な教育計画を立案します。営利を追求できる社員に育成するには、自社をどのような組織にするか在るべき姿をイメージし、現状はどのような状況かを調べ、あるべき姿に近づける手段が企業内教育の役割です。現状把握にはモラルサーベイや企業風土診断などで調べると同時に面談などして実態を把握する方法があります。本当は、それ以外にも、不意打ちで直接職場に顔を出して、実際どうなのか肌で感じることも必要です。社内面談の弊害は、なかなか本音を言わないケースがあるので。
しかしながら、教育だけでは片手落ちになるので、必ず、人事評価・人事考課と賃金体系はリンクする必要があります。人事制度管理については、ここでは省略しますが、モチベーションや育成には教育だけでは難しいところもあり、そこは、人事制度の有効活用が必要になります。
そして、経営戦略を踏まえて、段階的に教育をするのです。企業規模や経営者によっては、予算が出にくいこともありますが、そこは、教育担当者のプレゼン能力が問われてきます。特に、即効性のある実務教育は予算が通りやすいですが、マネジメントスキルなどは効果があったかどうかが見えにくいものですので、中々、予算をが取り難いのが現状かと考えられます。
また、注意することは、素晴らしい研修会社が見つかり、そこにお願いしたいと飛びつくのも、問題があり、赤ちゃんにいきなり牛丼を食べさせて消化不良にならないようにすることです。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
■一生懸命に隠された落とし穴
■仕事の仕方Ⅰ 一生懸命に隠された落とし穴 あなたの周りに、一生懸命を通り越して悲壮感漂う一生懸命に仕事に取り組んでいる人を見かけませんか? 例えば、朝から晩まで仕事??休憩も控えめに、資料作成。しかし、出来上がった資料はピントがずれていて、使えない。 また、クレー...
-
★人事評価の原点は経営者が従業員に対する感謝の表現手段 人が人を評価するキーワードは感情です。 どんなに優れた人事考課表を作成し、足並みを揃えようとしても、最終的には、経営者や人事考課者の感情が好意的でないと、従業員の能力や成果を正しく評価することは難しいものです。 し...
-
■求める人材基準(経営理念・方針に基づいての採用) 会社の組織を構成する上で、もっとも重要なことは、どんな人材で、この会社は構成するのかです。闇雲に、 好き嫌いやテストの成績が良いから採用するわけにはいきません。 会社が存続、発展する為に必要な人材の確保ですから、少なくても...
-
★企業内教育【導入ポイント】 驚くかもしれませんが、企業内研修を体系的に実施している企業は、意外と少ないようです。また、実施していたとしても、目的が不明確であったり、慣習的であったり、場当たり的であったりと、教育をしても利益増につながる教育になっていないのが実情です。更に、技...
0 件のコメント:
コメントを投稿