★人事採用Ⅷ 質問の質で人物を観察する
直感の理由付けをするのが質問です。
この人はなんとなく変だな~、感じたとしてその理由が不明確だと不採用にすることができません。また、逆に、この人はいい!と感じたとしても、では何故?と採用理由を話すことが出来ないようでは採用することもできません。
そこで、重要になってくるのが質問の内容です。
何を質問したらよいか、といいますと
抽象的な内容、例えば、「すばらしい会社」、「有名な会社で安定している」
などのセリフがでたら
どのように素晴らしいと感じていますか?
有名だと何故安定していると思われるのですか?
と「どのように~」「何故~」
と具体的に掘り下げて聞いていきます。
そして、更に確認することは、あなたにとってそれはどうか?
という部分も確認する必要があります。
とかく、抽象的なセリフの場合は、自分との接点が弱いものです。
また、営業経験者を面接する場合に、とても言葉巧みに、その人物を見抜くことは困難になることがあります。
しかし、そこを鋭い質問で、切り崩し、求職者の人となりを見抜く情報を得る能力が必要になります。
例えば、御社の経営理念に感銘を受け、私の心が動かされました。私の能力を御社で生かしていきたいと強く思い応募しました。と言われた場合は、どう質問をしてゆくのかを瞬間的に切り返してゆくことです。
基本的には抽象的な内容を、具体的な回答を導き出す質問力が求められます。
経営に行き詰った経営者、会社を更に成長させたいと考えている人事部長にお届けする教科書です。従来の人事の問題点、課題を踏まえて、不況の中で躍進できる人事をキーワードとしてお伝えしております。人事募集・採用・異動・評価・考課・教育・人事制度構築等どのような考えで企画し、運営してよいか、中々難しいテーマです。これから躍進したい企業の人事にはとても重要な内容であると確信しております。
2012年2月7日火曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
■一生懸命に隠された落とし穴
■仕事の仕方Ⅰ 一生懸命に隠された落とし穴 あなたの周りに、一生懸命を通り越して悲壮感漂う一生懸命に仕事に取り組んでいる人を見かけませんか? 例えば、朝から晩まで仕事??休憩も控えめに、資料作成。しかし、出来上がった資料はピントがずれていて、使えない。 また、クレー...
-
★人事評価の原点は経営者が従業員に対する感謝の表現手段 人が人を評価するキーワードは感情です。 どんなに優れた人事考課表を作成し、足並みを揃えようとしても、最終的には、経営者や人事考課者の感情が好意的でないと、従業員の能力や成果を正しく評価することは難しいものです。 し...
-
■求める人材基準(経営理念・方針に基づいての採用) 会社の組織を構成する上で、もっとも重要なことは、どんな人材で、この会社は構成するのかです。闇雲に、 好き嫌いやテストの成績が良いから採用するわけにはいきません。 会社が存続、発展する為に必要な人材の確保ですから、少なくても...
-
★企業内教育【導入ポイント】 驚くかもしれませんが、企業内研修を体系的に実施している企業は、意外と少ないようです。また、実施していたとしても、目的が不明確であったり、慣習的であったり、場当たり的であったりと、教育をしても利益増につながる教育になっていないのが実情です。更に、技...
0 件のコメント:
コメントを投稿