経営に行き詰った経営者、会社を更に成長させたいと考えている人事部長にお届けする教科書です。従来の人事の問題点、課題を踏まえて、不況の中で躍進できる人事をキーワードとしてお伝えしております。人事募集・採用・異動・評価・考課・教育・人事制度構築等どのような考えで企画し、運営してよいか、中々難しいテーマです。これから躍進したい企業の人事にはとても重要な内容であると確信しております。
2012年2月6日月曜日
■人事採用Ⅰ(採用部署の現状)
★人事採用Ⅰ 採用部署の現状
人事の採用担当者の仕事は、事業規模により、異なりますが、一般的には、新卒採用と中途採用を軸に、重に会社の人の調達を担当する仕事です。
事業規模の小さい会社は、一般的に経理部長が面接などを担当するケースが多くあります。
中堅クラスで、総務人事部門が担当し、大企業になると専任担当者が担当します。
もっとも多いのは経理部長が兼務するケースです。実は、経理部長というポジションは会社の中核であり、側近中の側近なのですが、実は、一番人を見る職場から遠いのです。日々、お金に関する管理と経営上にマネジメントに関わることが主流になり、人を観るには、自分のフィルターをいったん脇に置き、人物を面接することが必要なのです。
人の調整や人がらみの仕事は、デスクワークより、他部門との調整や交渉力、職場の状況など、組織全体を観察し、人の採用から配属、育成をすることが求められています。
そのようなスキルが必要にもかかわらず、お金に関する仕事を中心にして、人を見ない仕事をしている人に人を見る仕事を担当していたのでは、その会社の行く末が危惧されます。そこで、経理畑の人が採用を担当する場合は、謙虚に採用について学ぶことが必要になってきます。
また、人事専門で採用担当者の人にも勘違いしている人が多数存在しています。自分は偉くて、採用してあげる、人を見定めして進ぜようという意識です。それが上場企業になれば、特に顕著に現れやすいです。何故なら、人事は、事務部門ではエリート部署だからです。組織の人事をコントロールする部署なので。
しかし、中堅クラスの総務人事部署は、逆に弱く、雑用係的な部署になりやすいので違った意味で、また問題があります。
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