2012年2月8日水曜日

■管理職要件Ⅱ(時間管理)

★管理職要件Ⅱ 時間管理


出来る人は残業をしない人、最近、仕事は定時で切り上げてプライベートを大切にすることが人生を豊かにするなどを紹介している本を読みました。まさしくその通りだと私は思います。
職場に1日中いて、家には寝るだけ。一昔前は、それが仕事人間の美徳とされていましたが、今の時代は違います。ある記事を読んだことがありますが、定年して、仕事人間だった人は、家庭の居場所が無く、やることがないため、アルコール依存症に6割の人がなっているという記事でした。


仕事以外の生きがいや、家庭とのコミュニケーションを疎かにした結果以外の何者でもありません。

また、私も遅くまで残業した経験がありますが、21時を過ぎると、不思議な感覚を持ちました。会社の為に遅くまで仕事をしていて何ともいえない充足感を味わいました。しかし、ただいるだけでも味わえることもありましたので、昼間の仕事をおろそかにしても俺は遅くまで仕事をしているんだ・・といういいわけのような気持ちも当然わいてきます。これが残業の落とし穴になります。ましてや、これがサービスならなおさらのことです。

サラリーマンという人種をしっかりと認識しているならば、サービス残業を部下に教養する人は、管理者としてはあまえているもっとも能力のない人です。

何故なら、一般的なサラリーマンは時間を売って、サラリーを得ている存在なのです。生活の為に、我慢してサービス残業をしているケースが大半を占めています。シフトなども、善意のサービス残業で、文句も言わずにもくもくと対応していますが、内心は穏やかではないのが本音です。会社の力関係で、をれを行っていては、組織の活性化は、まず、期待できません。


◇サラリーマンは時間を売っている立場です。


◇多くのサラリーマンの本音は残業をしたくないと考えています。

◇管理職が無意識にでもサービス残業を部下にさせることは、部下の時間泥棒です

◇そしてそれを容認している管理職はあまえているのです。


また、人間の魅力形成は、プライベートの充実があって、人間的な幅が形成されて、仕事への質の向上に繋がるものです。

更に、労務管理の観点で見ても、もし、部下が倒れるなどしたら、管理責任を取ることになります。部門を預かるということは、部下の健康面にも配慮する必要があります。


◇時間に対するけじめをしっかりとすると組織の生産性はあがります。




組織の活性化をするには、部下の時間管理をしっかりと行い、限られた時間内に最高の仕事を出来るように指導し、インフラを整えることが重要です。当然、自分自身の時間管理、自己管理を行うことが問われます。経営者になると自己管理力もそれ以上に必要になります。自分に甘ければ、いくらでも甘く出来るのですから。

従業員と自分の時間を大切に扱うことは、今までの管理職が一番不得手なことですが、不況に強いこれからの時代を担う管理職として正面から取り組むことが臨まれます。




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