2012年2月11日土曜日

■管理職要件Ⅷ(管理職の現状②)


■管理職要件Ⅷ 【管理職の現状②】 

世の中では、長く勤務した人が自然となるケースとプレイヤーで成果を上げてなるケースがあります。しかし、残念ながらまともな管理職の職務を遂行している人が少ないのが現状だと思います。

波風たてない改革が出来ない管理職。自己流の成功体験を押し付け、周囲が見えていない管理職が多いこと。私が感じていることは、優秀な管理職は、独立しているのでは、と思えるほど、管理職の職を遂行している人が少ないと感じさせられます。


中間管理職は板ばさみといいますが、ある側面、そういう面もあります。理不尽な上司の指示を部下の不満を矢面に立って遂行しなければならないのですから。

しかし、そのようなケースの半分以上は、課長が部長に対するアプローチや対応能力に不足していることが原因になっているように写ります。

明らかにおかしい場合は、知恵を使い、やらないように仕向けることも可能です。しかし、下の立場だと、呑まれてしまい、変に従順になってしまい、影で愚痴を言うケースが多く見られます。
課を任されていて、現場を一番知っている者が、上に正しく伝え、そこで判断してもらうくらいのことが出来ないと、その組織は衰退してゆきます。


直属の上司が間違えているようでしたら、会社全体の公的な利益を考え、意見を述べ、説得できる人が、本物の管理職といえます。

会社全体の経営の視点での言動をすることが出来れば、直属の上司を手のひらに乗せて働きやすくすることができます。しかし、問題点は、経営者がまともな経営者であればの前提条件ツキですが。

経営者は孤独です。特に中小企業の経営者は非常にシビアーな状態に置かれています。少なくてもその視点で物事を提案できる人は経営者にとってありがたいものです。
しかし、サラリーマン経営者(大手企業の経営者など)の場合は上を見て行動するケースが多いので、波風立てる部下というように見られてしまいます。

しかしながら、管理職として力を発揮するには、経営者次第です。その人を扱える器量があるかないか、経営者の器が問われるのが現状です。



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